アボラス完成品製作記 その2

組み立ての作業の中で今回の肝は顔です。
アボラスの顔の構造上、デカい顔を支えている部分が少ない為、強度が必要なので、顔パーツから胴体まで下アゴパーツに貫通させて、長い真鍮線3本で固定できるようにしようと思います。
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まず中間の下アゴパーツからですね。
顔側からと首側から真鍮線の印にドリルを合わせ、少しずつ穴開けしていきます。
画像のように爪楊枝を使うと垂直、平行が分かりやすいです。
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そして貫通させます。
この時。両面の真鍮線の印に穴が合っていれば、角度は大丈夫なはずです。
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下顎パーツの穴が正確に開けてあれば、あとは簡単です。
顔パーツを下顎パーツにピタッと合わせながら、三ヶ所をドリルで少しずつ穴開けしていきます。
この時、ドリルは長めにしておきましょう。
2.1㎜径のストレートシャンクドリルなら、ドリルの取り付け位置が多少調整できると思います。
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下顎パーツと胴体パーツもピタッと合わせながら、三ヶ所を少しずつ穴開けしていきます。
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下顎パーツに開けた穴が、ガイドになるので、間違いなく真鍮線が通るはずです。
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胴体側の穴も開きました。
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次に下顎パーツに真鍮線を通し瞬間接着剤で接着し固定します。
まずは顔パーツと下顎パーツを合わせ真鍮線を奥まで嵌めこみ長さを合わせます。
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こんな感じの長さで固定しました。
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胴体にセットしてみて問題なかどうかチェックします。
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後ろはこんな感じ。
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右横はこんな感じ。
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次の作業は、電飾キットの場合です。
まずネオジウム磁石の(8㎜径2㎜厚)を用意します。
画像では6個ですが、8個使用します。
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まず胴体側に瞬間接着剤で接着します。
近いと磁石がくっついてしまうので、初めに離れた二ヶ所を接着してから残りの2ヶ所を接着します。
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次にワセリンタイプ離型剤を接合面に塗ります。
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下顎側につく磁石を付けておき磁石の天辺に瞬間接着剤を少し付けておきます。
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次に下顎パーツの接合面に瞬間接着剤を付けておいてからパテをつけて
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圧着!
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はみ出したパテを整えながら形を合わせておきます。
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パテが固まるまで、デカい輪ゴムで固定しておきます。
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パテが固まったら、パテ盛りした所のディテール修正です。
使うポイントはダイヤモンドポイントやセラミックポイントです。
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接合面は、ディテールが繋がる場所だったり溝だったりします。
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溝の場合は、彫り込む感じですね。
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次にいつも緊張する瞬間ですが、接合面をパキッと外します。
あ~磁石が.....チャンと付いていませんでした.....磁力の勝ちですね(笑).....まあそれは、そのままの向きで、下顎側に接着すればいいだけの事です。
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でっ、こんな感じになりました。
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次回はいよいよサーフェイサー塗装ですね!

この記事へのコメント

ROOT87
2025年03月07日 16:37
浅川 様。
お疲れ様です。今回は頭メインな記事でしたね。やはり、頭が大きいのと口がパックリと割れた特徴的な作りなので電池入れ替えなどを考えた場合、強度の確保は大切ですね。アントラーの製作記を思い出しました。
記事を読んでいて感じたのは胴体と足、尻尾の三点バランスをしっかりとしておかないと頭の位置に大きく影響するなと感じました。
パーツ分割に感じては顔のツノが別パーツではなく、一体化されているのが有り難いなと思いました。
いよいよサフ吹きですね。次回も楽しみにしています😊。
浅川
2025年03月07日 21:39
ROOT87様 こんばんは。アボラスのデカい頭の付け根は、あのレッドキングの小さい頭につながる首で、さらにデカい口のおかげで設置面積が小さく、これはそれなりのしっかりした補強が必要だという事を原型製作しながら考えていました。実際、原型でも長い真鍮線を多用していました。アントラーの頭とあの大アゴもデカかったですよね!
確かにアボラスは、前傾姿勢なので重心が前よりになりますから、三点バランスは特に大事ですね。
デカい尻尾が、いい具合にバランスを取ってくれています。