キングマイマイ成獣完成品製作記 その6
さて今回はどうも納得がいかない体の色からです。
私のイメージではもっと金色にしたいのです。
ただ金色という色は、光の反射とかがあるので扱いずらいといいますか.....兎に角、チャレンジあるのみです。
という事で折角出来上がりつつある胴体に金色をドライブラシ&エアブラシで塗っちゃいました。
あと足の爪を赤く塗り手の爪は薄めたシルバーを少々筆塗りしました。
もうきんきらき~ンですね。
次に歯の色を筆荒い用シンナーで剥がし砥石のリューターで磨きました。
そして金色を抑えるため基本色2で吹いた後、墨入れウオッシュイングを羽根以外の胴体と口の中、手の爪、足の爪にかけました。
乾いた後、全体に薄めたモンザレッドを吹きました。
金色の効果を残しつつ
まとまってきた感じです。
これで全体のペイントは完了です。
次はいよいよ目のペイントと電飾ですね。
今回の電飾キットです。
顔の裏側からLEDを嵌めてみます。
表から見るとこんな感じ。
光らせて見たらこんな感じ
眼球付けたらこんな感じ
光らせ見たらこんな感じで、まぶしすぎて目のディテールまで分かりませんね。
ここでわかった事は、LEDの位置(奥行)によって光り方(拡散の仕方など)が変わるので、自分の好きな光り方の位置でLEDを固定すればいいと思います。
さて眼球のペイントです。
ダンボールに両面テープで付けてエアブラシで吹きます。
使う色は、クリアブルーです。
私の持っているクリアブルーは古いので新しいクリアブルーと色が違いますが、私は古いクリアブルーの色が好きなのでこれでいきます。
表側はスポンジヤスリで磨いてあるので、クリアーを2回ぐらい吹き乾いてから、クリアブルーを4回ぐらい吹きました。
裏側はこんな感じでクリアブルーを4回ぐらい吹きました。
裏は筆塗りでいいかと思ったら、筆塗りだと凹んだところが濃くなってしまい均一に塗れないので、エアブラシで何回も吹いた方がいいです。
これ何気に重要ですが難しいので、何回か全部剥がして塗りなおしました(汗)
光らせてみたらLEDが明るすぎるのと、目の周りの輪郭が明るく反射してしまっていることに気が付きました。
まずLEDにこの色を厚めに筆塗りしました。
光らせてみたら良い感じで光が抑えられていました。
あと目の周りが反射で明るくなってしまっているのをどうするか悩んだ末、目の裏側のこの部分に黒を筆で厚塗りしたら反射が抑えられました。この作業、反射している場所を探すのに何回もやりなおしました(汗)
画像を見ていただければわかると思いますが、目の裏側の面と表側の面の境目の角から裏側にかけての部分です。
欲を言えば、多少黒の境目をぼかすとなお良いかもです。
実験していて驚いたのは、裏側にほんの少し(面相筆で0.2㎜程度)描いた色が表側にはレンズ効果で1㎜ぐらいの大きさになるんです。
目のペイントが光らせたりしてチェックしOKならLEDを決めた位置(奥行)で接着パテ盛りします。
念のため光漏れ防止用の黒を塗りました。
次に下顎も接着パテ埋めします。
奥まったところは、硬めの毛の細筆に水を付けてパテをならします。
次に目を瞬間接着剤の低粘度タイプで隙間に流し込む感じで接着します。
隙間がある場合は微量のパテで埋めます。
そして胴体に首を接着パテ埋めします。
目を光らせて見たらこんな感じ。
パテ埋めした接合面をリューターで修正しペイントも修正します。
最後にエナメル塗料で目の黒い部分を資料を見ながら筆塗りしました。
出来ればこの前にクリアーを眼球に吹いておいた方が良いです。
そうすれば、エナメルシンナーで何回も塗りなおしがしやすくなります。
仕上げに目をマスキングしクリアーを吹けば目は完成です。
次に羽根パーツにスイッチと電池ボックスを接着パテ埋めします。
スイッチは、可動する部分の妨げにならないようパテで固定します。
スイッチの金具は、少し曲げた方が収まりやすいです。
電線が挟まって羽根パーツが嵌らなくならないように電線をパテで固定しました。
パテが固まったらリューターで修正しておきます。
これでキングマイマイ成獣完成品製作記は終了です。
この後、完成品の撮影後、アス工房HPにUP致しますのでしばしお待ちくださいませ。
この記事へのコメント
こんにちは。キングマイマイ完成おめでとうございます♪体色のこだわりや目の電飾など非常に参考になりました。白目に眼球を描き込む目の塗装とは全く違った難しさがありますね。キットを製作していて、目の光り方の頃合いの見極めの難しさは常々感じています。今回も素晴らしい作品ありがとうございました。
再販ガボラは参加する事が出来ず申し訳ありませんでした。次回発表の作品には参加させて頂きたく思います。よろしくお願い致します。