キングマイマイ成獣完成品製作記 その1
本題に入る前に業務連絡です。
アス工房HPで既に告知済みですが、アス工房ウルトラマンシリーズ第9弾ウラン怪獣ガボラ再販のお知らせです。
10月7日夜21時から予約受付開始いたします。
今回はヒレ開き顔をスタンダード版としヒレを閉じた顔パーツをひとまとめ(セット)にして別売りする予定です。
同じように胴体手足尻尾パーツもセットにして別売りも考えています。
詳細は、予約受付までお待ちくださいませ。
何卒宜しくお願い致します。
さて、待ちに待ったキングマイマイの成型サンプルが、上がってきました。
今回胴体は、中空成型ではなく他のパーツと同じ真空成型です。
全てのパーツ成型をRCベルグさんに頼みました。
まずは湯口取り、バリ取りですね。
いつものようにリューターにダイヤモンドポイントを付けてバリ取りします。
中途半端にバリ取りをするとペイント後に後悔しますので、ここは時間をかけてジックリ音楽でも聞きながら作業する事をお勧めいたします。
まず光の当てる方向でパーティングラインが良くわかる事を確認します。
シリコン型の為、場所によってバリが目立つ場所と、どこにバリがあるかわからない場所など様々です。
ここでは少し段差があり目立つバリ取りの場所で説明いたします。
まずは表面だけザット、バリ取りするとこんな感じ。
これ普通に上から光があたっていたら分らないレベルでしたが、光の当てる方向を変えたらまだパーティングラインがわかりますね。
次に多少大きめに凹凸を削り取ってから表面処理をしてこんな感じです。
コツとしては、パーティングラインと交差する皺や溝を強調させるようにモールドを作っていく感じですね。
光の当てる方向を逆にしてみて大丈夫なら完璧ですが、見落としなどは結構あるので、サーフェイサー塗装をした時などにチェックしてみましょう。
バリ取り中一ヶ所原型のチェックミスで真鍮線の穴をふさぎ切れていない所を見つけました。
顔の後ろ側です。すいませんがここはパテ埋めなどで修正お願いいたします。
削りカスや粉を払う時、使ってるのは硬めの毛の刷毛です。
溝の奥までこすり取るように当てれば、くっついてるカスも取れて綺麗になります。
出たカスや粉を吸いこまないようにするため私は特注の換気扇を使っていますが、換気扇や集塵機がない場合は必ずマスクをしましょう。
例えばこれ。
アマゾンで購入しました。
真ん中にある四角い弁が優れものです。
難点は顔に当たるゴムがきつい事かな(笑)
粉塵だけでなくペイントやレジン成型などにも有効な防毒マスクで私が使っているのはこれですが、調べてみたら2024年03月に販売終了になっているようなので、商品紹介まではできませんが、今はネットで検索すればいくらでも出てきますね。
一つのマスクで粉塵と有機溶剤などの塗装用の両方をカバーできるマスクが便利でいいと思います。
話がそれましたが、全てのパーツのバリ取り、湯口取りが終わったら洗浄です。
いつも使っていたクレンザーがなくなったので、違うクレンザーを試してみました所、問題なく洗浄できました。
今回はタワシを使い全体的にクレンザーをたっぷり付けてゴシゴシしました。
その後、水をはじいている所や細かい所に歯ブラシでゴシゴシやりました。
羽根はタワシが効果的に使えました。
次回は組み立てに入りたいと思います。
この記事へのコメント
キングマイマイ完成品製作記いよいよ始まりましたね。体表のモソモソした感じがディテールから読み取れるのが素晴らしいです。さすが脱皮した成虫って雰囲気ですね。次回も楽しみにしております。