ウルトラマンBタイプ完成品製作記 その4
さていよいよサーフェイサー塗装です。
使ったのはミスターサーフェイサー1200グレータイプです。
書き忘れていましたが、顔を上下二ヶ所の印で真鍮線を打ち込み仮付けできるようにしておきます、ここは最終的に接着パテ埋めします。
パテの色が均一になるので傷や磨き残しなど確認しやすくなります。
ペイント中に粗目のヤスリ跡やパテ修正のやり残しなど怪獣では気にならない所が、ウルトラマンではメチャ気になってしまいます。特にシルバーの場所は目立ちますので
丁寧に仕上げていく必要があります。
修正してから修正箇所に吹きを繰り返し完了。
さてペイントです、まずはウルトラレッド(赤い基本色)が出せるかどうかですが、前作のAタイプの色(クレオスミスターカラーのキャラクターイエロー6,モンザレッド3、黄燈色1、フラットベース)を確認しました。
だいたい同じ配合でいいかと思いましたが、作ってみるともう少し黄色が足りないような感じがしましたので、イエローを足しました。
一番左側の色で塗ることにしました。
ウルトラレッドをこんな感じで三回吹きました。
さて次はマスキングです。ウルトラマン塗装では一番手がかかる作業ですがこの後、シルバーを吹けば大きなペイントは、ほぼ完了ですから気合入りますね。
使ったマスキングテープはこれです。
やっぱり細切りマスキングシートが使いやすかったです。
アールが急なところは、テープの平らなところでカッターナイフで切って貼りました。
画像は、途中段階の様子です。
やはり上半身と下半身が離れている方が、塗りやすいですね。
マスキングの合間にベースに艶消し黒を吹きました。
ウルトラマンプレートにメタルカラーを吹きました。もちろん好きな色で仕上げていただければと思います。
こんな感じになりました。今回プレート原型は、3Dモデリングを頼んでやってもらいました。とても素晴らしい仕上がりです。
なんとかマスキング終了です。
さて本体塗装です。
クレオスミスターカラーのシルバーにフラットベースを少し混ぜた色を吹きました。
シルバーは隠ぺい力がありますが、赤を完全に隠ぺいするまで3~4回は吹きました。
画像は撮ってませんが、マスキングテープを外した後、はみ出したりにじんだりしているところが、ワンサカ多数ありましたので、取ってあるウルトラレッドを面相筆で塗って修正しました。
境目の溝なんですが、ウルトラレッドを塗った方が溝が目立たなくなるようです。
さて本体塗装も大詰めです。
いつものようにエナメル塗料による墨入れウオッシュングしました。
全体に軽い汚し効果があるのと溝に黒を落とし込み陰影をつける為です。
わきの下、背中のチャック部分、強調したい部分など濃いめの黒を細い筆で流し込み回りをエナメルシンナーでぼかすようにふき取ります。
最後に艶の統一の為、水性トップコートの半光沢スプレーかスーパークリア半光沢を吹いて本体完成です。
さて次回はいよいよ顔と電飾キットの設置ですね!
この記事へのコメント
Aタイプの時よりオレンジに近い色にしたかったんです。
あと仕上げに吹く水性トップコートの半光沢スプレーで微妙に赤が強くなるみたいなので今回は、スーパークリア半光沢にしました。
ペイントやっていると時間があっという間に過ぎていくので、たまに一息いれてクールダウンしないとですね。温かいお言葉ありがとうございます。