ウルトラマンBタイプ完成品製作記 その1

アス工房ウルトラマンシリーズ第28弾、ウルトラマンBタイプの予約を締め切りました。
ご予約いただき誠にありがとうございました。
引き続き作業を進めてまいります。
そして、
2023年ワンダーフェスティバル夏が7月30日に開催されます。
もちろん、アス工房も出展いたします。
展示するのは、もちろんウルトラマンBタイプ完成品です!
展示や販売内容など詳細は、後日アス工房のHPで告知いたします。
何卒宜しくお願い致します。

さて、
レジンパーツが上がりましたので、そろそろ完成品製作記を始めたいと思います。
いつものようにパーツに気泡や欠損などを確認しながら、湯口取りやバリ取りですね。
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使うのは、ニッパー、カッターナイフ、紙やすり、ダイヤモンドポイント(画像参照)や紙やすりポイントですが、昨今、道具もどんどん進化しているので、新しい道具も使ってみようと思います。
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石粉粘土の原形に最適と思われるリューターポイントを見つけました。
その名もアルゴファイル ジルコナイト(次画像参照)です。
発熱しにくいのでレジンに対しても有効で、切削性も抜群で、どんどん削れます。
注意することは、しっかり持って使わないと刃が引っかかり跳ね回ってしまう事ですが、私の使っているのが、粗目ばかりなので、細目ならたぶん大丈夫でしょう。
今回は、主に湯口取りに使いました。
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次にバリ取りですが、専用のカッター?が売っていたので、試してみることにしました。
見た目はカッターナイフですが、切るものではありません。
名前はアルゴファイルの 精密バリ取りハンドツール エコフィニッシュスライド EF-1200と言います。
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使い方は、刃を傾け刃の角を使い軽く削っていきました。
これが、
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こうなりました、大まかなバリはサクッと取れました。
注意することは、力を入れすぎずバリに命中させて使うということですかね。
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次に、からとぎペーパーの240~400番で左右から光を当ててバリを確認しながら完全にバリが消えるまで磨きます。脚に対して横方向か斜め横方向に磨けば、面がつながってくるので良いと思います。
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次にスポンジヤスリの800~1000番で磨き表面をきれいに整えます。
磨き方は、多方向から磨きました。
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次に足首のバリ取りですが、 エコフィニッシュで大まかにとってから、ダイヤモンドポイントをかけ(次の画像)最後はスポンジヤスリで仕上げました。
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脚はこんな感じになりましたが、他のパーツも磨きにくい場所がありますので、臨機応変にこれらの道具を駆使してバリを完全に取り除いてください。
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次にバリ取りによって消えてしまったスーツの縫い目と細かい皺の補修です。
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使うのは片側がアールの付いた鉄ヤスリ(半丸)と金属製の尖ったヘラです。

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スーツの縫い目は、ヤスリの角を使い押したり引いたりしてこすり徐々に溝を削っていく感じです。
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次に細かい皺は、金属のヘラを押し付ける感じでつけていきます。周りの皺と同じような感じに付けていきます。
注意する事は、すべらせたりしないようヘラをしっかりもって慎重に付けていきます。
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こんな感じになりました。浅めでもシルバーを塗ると結構分かりますよ。
この作業はサーフェイサー塗装の後でも大丈夫ですね。
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次は洗浄です。粉のクレンザーをたっぷり付けて歯ブラシでゴシゴシ磨くように洗います。
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水がはじかなくなればOKです。
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小さいパーツもチマチマと磨きます。
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次回は、組み立てに入ります。



この記事へのコメント

ROOT87
2023年07月15日 20:57
浅川様。お疲れ様です。うっかりしている間に完成品製作記がどんどん進んでいて慌ててしまいました。最近はツールの進化もどんどん進んでいますね。バリ取りカッター?など自分も試してみたいもの沢山ありました。
でもパーツ洗浄など、これまで通りの工程を見ていると妙に安心してしまう所もあります。
暑さに負けず、頑張って下さい。
浅川
2023年07月15日 22:18
ROOT87様 こんにちは。近所の模型屋さんが頑張って新製品をどんどん仕入れているのか
模型業界の中でどんどん進化しているのかは分かりませんが、お店に行くたびに新製品が並んでいますね。
ネット上でも調べだしても、いろいろ出てきて何が使えるか買ってみないとわからないし悩みどころですね。
まあいつもの道具で進めていくのが失敗しないし良いですよね。