ケロニア完成品製作記再販用補足

現在、ミイラ怪人ミイラ人間の在庫販売中です、ご購入希望の方は、アス工房HPをご覧ください。
そして、アレイドウルトラマンシリーズ第8弾 吸血植物ケロニアキット再販のご予約、誠にありがとうございました。
秋ごろに再販の予定でしたが、ずれ込んできてしまい結局、来年1月発送となってしまいました。
当然、この次の新作もずれ込んできてしまうわけですが、すでに当選し出展予定になっている2022年2月のワンダーフェスティバル....無事に開催されれば、新作の原型展示が間に合うのか~どうなのか~という感じです。
まあもし間に合わなくても、怪獣無法地帯コンプリート展示はもう決まっていますので、壮観な眺めになると思いますよ。
今はケロニア複製作業の真っ最中ですが、ケロニアがひと段落したら、ミイラ人間展示に合わせ、相方のWF原型展示を目標に頑張りたいと思います。

では本題です。
あくまでも初版の製作記補足なので予めご了承ください。
ケロニア原型は、今回の再販にあたり破損箇所の修正と共に電飾スイッチ位置変更の為、上半身と下半身を分割しました。
なので初版と違う場所は、本体が二つに分かれた事と簡易ベースが付いた事ですね、造形の変更はありません。
あと初版時のケロニア完成品製作記では、接合面の説明が足りないので、その辺の補足もかねて進めていきたいと思います。
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まずは接合面処理からで、湯口やバリ取り洗浄の後の作業ですね。
下半身と胴体の接合面は、電飾キットの場合でも接着パテ埋めがいいと思いますので、真鍮線は補強のためですね。
なので、真鍮線の印の所に3㎜のドリルで穴を開け
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2㎜の真鍮線を差し込み
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合わせてみます。
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こんな感じで合っていれば、大丈夫です。
電飾キットの場合は、スイッチ設置があるので、まだ接着せずに置いて置きます。
3ミリの穴に2㎜の真鍮線作戦は、とても合わせやすいのですが、補強の為には3ミリの穴にパテを押し込み接着が望ましいです。
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次に胴体と腕です。
ここも接着パテ埋めなので真鍮線の印を3㎜のドリルで穴開けし2㎜の真鍮線を差し込み
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合わせてみて
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瞬間接着剤で仮付けし全体のバランスも確認しておきます。
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頭パーツとの合を見るため、葉っぱパーツの3番も接着しておきます。
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次に顔です。
まずは合わせてみます。
顔パーツは、3分割されておりそれぞれの接合面にダホ穴、真鍮線の印があります。
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胴体との接合面も合わせると4分割になり、複製による誤差がどうしてもでてしまいます。
顔と下あごのつけ方でも口の開き具合が微妙に変わったりしますので、ここは顔パーツ優先で合わせていった方がいいかと思います。

電飾キットの場合の電池交換用には、頭部(顔3パーツ)と胴体パーツの接合面がいいと思います。
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まず下あごパーツと後頭部パーツは、接着パテ埋めなので2㎜の真鍮線で穴の方を3㎜で開け接着してから
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顔パーツの真鍮線をつけ
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胴体にのせ合わせてみます。
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顔優先の為、どうしてもここから見た時の頭部パーツと胴体パーツの隙間が空いてしまいますが、パテで修正すれば問題ないでしょう。
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試しに赤い印のダホを削り取ってみましたが、変わりませんでした(苦笑)
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次に電飾キットの場合の頭部パーツと胴体パーツの接合面処理についてです。
顔優先で組み立てたので、真鍮線の位置がずれているかもしれません。
なので頭部側の真鍮線の印に2㎜の穴を開けた後、パテの白い方を使い胴体側に
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しっかり合わせてから外すと......真鍮線の穴の跡が付いていますので、そこに2㎜の穴を開けてDSCF0833.JPG
頭側に真鍮線を付け合わせてみてOKなら真鍮線を接着しておきます。
ここは取り外し可能の接合面にするので、真鍮線は気持ち長めにしたほうがいいですね。
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次にパテを画像のように瞬間接着剤でつけていきます。
この接合面は、溝の深い部分なので奥まった所で接地する為、こんな感じになります。
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胴体側には離型剤(ワセリンタイプ)をよく塗っておきます。
あわせて押し付ける(Maxパワーではなく)とパテがムギュ―とはみ出たり足りなかったりするので、そ~と外してみて
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パテをしっかりつけたり足したりして、修正してから
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再度、合わせて押し付け(Maxパワーで)輪ゴムで留めて置きます。
この後、パテが固まったら余分なパテを修正して完了です。
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次に電飾キットのスイッチ設置です。
電蝕キット加工込を購入の場合、下半身パーツにスイッチ設置用の穴が開いていますので、内側からスイッチを次の画像のように設置しパテで補強しておきます。
(注)画像では電線は繋がっていませんが、電蝕キット購入の場合は電線接続済みです。
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外側はこんな感じで、やはり大事な事はスイッチがスムーズに可動し操作できるように確認しておく事ですね。
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イメージとしてはこんな感じで電蝕キットが設置されると思います。
コネクターがあるので頭部と別けて作業ができます。
電池ボックスは、胴体の中に納まります。
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最後に簡易ベースですが、真鍮線のつけ方はミイラ人間の時にも説明しましたので、そちらを参考にしていただければ幸いです。
あと歪みや反りに関してですが、もし反ってしまっていたらフライパンに水を注ぎ沸騰させたところに投入し、1~2分煮ればかなり柔らかくなりますので、柔らかいうち(熱いうち)に歪みを直し、平らな所に平らな重しをのせて一晩置けば治ると思います。
沸騰温度100度ですから、やけどには十分注意して作業してください。
もう一つ...ご家庭で使っているフライパンに匂いが付くと後が怖いので、出来れば専用のフライパンの方がいいかも(笑)
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さてこれで、ケロニア完成品製作記再販用補足は終わりです。
初版のケロニア完成品製作記と合わせて読んでいただければ幸いです。

久々にケロニアキットを触ってみて思った事ですが、葉っぱの隙間がいい味だしているなあと思いました。
それによって他の隙間も目立たなくなるばかりか良い隙間に見えてくるから面白いです。
このキットに限っては、隙間をパテ埋めしすぎないのが望ましいですね(笑)

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