ミイラ人間完成品製作記 その6

いよいよ完成が近づいてきました。
今回はベースの下半身固定方法からです。
まずバランスのいい場所を決めて
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足型を鉛筆などでトレースします。
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足首がくるあたりに印を付けます。
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ベース側の片方の足だけ2㎜のドリルで穴を貫通させてからまた足を載せます。
そのまま貫通した穴の下からシャーペンの芯をのばして足の裏に印を付けます。
足裏の印の位置に2㎜のドリルで穴を開けます。
注意することは、ベース面や足裏の面と垂直に穴を開けるという事ですね。
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真鍮線を瞬間接着剤で固定し足を嵌めて、もう片方の足の裏に印を付けて穴を開け真鍮線を接着して完了です。
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ベース塗装は艶消し黒で統一しているので、その色を吹いたら完成です。
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次に眼球です。
電飾キットでない場合は、適当に飛ばしてください。
眼球は予めバリ取り、洗浄と表面を細かめ(1000番ぐらい)のスポンジヤスリで磨いておきます。
顔に合わせてみて合うかどうか確認しインナーパーツにLEDを嵌めて電池を装填しておきます。
インナーパーツや顔の裏側には光漏れ防止用に黒のサーフェイサーが塗ってあります。
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次にインナーパーツ側の眼球が付く所に両面テープを貼り眼球は顔に合わせておきます。
注意することはインナーパーツの上のダホ2個には両面テープを貼らない方がいいかもです。
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そのままゆっくり顔に嵌めます。
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顔を見て眼球が顔に合っている事を確認し
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ゆっくり外すと眼球が付いてきます。
この方法は、今回たまたまできましたが、ほとんどの怪獣は目の角度が違うのでできません。
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さて白目のペイントです。
スイッチオンで光らせながら慎重にホワイトを吹いていきます。
イエローかオレンジを混ぜてもいいかもですが、白目の色や明るさは後で眼球の裏に色を付けてある程度調整できます。
ここでは白目の光り方が、むらなく均一に塗れている事を確認しながらの作業になります。
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ホワイトがムラなく綺麗に塗れたらクリアを2~3回吹きます。
ホワイトが綺麗に塗れない場合は、シンナーで綺麗に取ります。
眼球が別パーツだから何回でもやりなおせます。
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クリアーが完全に乾いたら黒目のペイントです。
黒目は、エナメル塗料のブラックを筆塗りしました。
原型にはあたりとして黒目が浮き彫りになっていますが、あくまでもアタリですから資料を見ながら慎重に納得いくまでトライしてみてください。
ただ初めはそのアタリに沿って小さめに黒目を塗ってから、顔に合わせながら黒目をずらすか大きくしていくのもいいかもです。
注意することはインナーパーツについたまま顔に合わせる時は、ペイントし眼球が周りに当たってしまわないように慎重に合わせるということですね。
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ライトオフすると黒目が大きく見えますので、光ってない資料(少ない)も参考になるかもですね。
はみ出した黒を修正する時は、綺麗な面相筆を使いエナメルシンナーで拭き取るように取っていけばいいです。
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黒目が決まれば、その上に水性クリアのトップコートを吹いて完了です。
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次に電飾キットの場合は、LEDをインナーパーツに嵌めて接着パテ埋めしておきます。
今回はコネクターがあるので、作業しやすいと思います。
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眼球のペイントが完全に乾いたら眼球の接着です。
テープなどで仮止めしてから資料を見ながら位置を確認します。
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大丈夫なら瞬間接着剤で固定しテープをはがします。
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隙間をパテで埋めます。
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ライトオン時に眼球の色や左右の光量バランスが気になった場合は、裏に好きな色を筆塗りしますと眼球の色が変わります。
白を塗れば光量が下がります。
私はイエロー+ブラウンを塗ってみました。
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次に舌パーツとインナーパーツの接着です。
インナーパーツは、眼球が当たるかもしれないのであまり強く押し込まずに接着し隙間を丁寧にパテ埋めします。
次に舌パーツをはめて顔を合わせても干渉しない事を確認しておきます。
大丈夫なら舌パーツ内側の隙間にパテ埋めします。
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そして顔の接着パテ埋めです。
画像のようにパテを盛り圧着して
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はみ出したパテや足りない所にパテ盛りして表面を整えます。
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パテが固まったらリューターにダイヤモンドポイントをつけて修正しペイントして完了です。
ペイント修正時に毛のドライブラシをブラウン+基本色1+フラットベースで描き足しました。
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次にスイッチ位置の確認です。
スイッチを下半身の中に嵌めてみて可動するかどうか、スイッチの出っぱり具合は大丈夫かなどをチェックします。
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大丈夫ならパテをスイッチの周りに巻いて嵌めます。
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スイッチの可動をチェックしながらパテで固定します。
注意することは、パテが固まる前に動いて可動しなくならないよう気を付けて置くということですね。
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さてこれでミイラ人間完成品製作記は終了です。
完成品画像は後日、アス工房のアルバムにUPいたします。
しばしお待ちを!

さあ今度は皆さんの番です、ジックリ納得いくまで時間かけて完成させていただければ幸いです。

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