ミイラ人間完成品製作記 その3
今回はまず胴体の包帯パーツの接着からです。
下半身側に嵌るようになっていますので、そこに合わせて瞬間接着剤で固定します。
包帯パーツは細くて歪みやすいので、合いにくい場合もあるかもしれませんが、下半身側の凹みに嵌るようになっていますので、多少曲げながらでも合わせられると思います。ドライヤーなどで温めてやわらかくしてもいいでしょう。
その際、胴体パーツも同時に合わせておきます。
こんな感じです。
さてここからは電飾キットの電池交換用に取り外し可能にする場合の加工ですので、電飾キットでない場合は飛ばしてください。
まず胴体側の接合面にワセリンタイプの離型剤(RCベルグ製)を塗ります。
瞬間接着剤でしっかりついている事を確認してから真鍮線にもよく塗っておきます。
そしてエポキシパテを細くひも状にして下半身側に瞬間接着剤をつけながら爪楊枝などで付けていきます。
真鍮線の穴にも瞬間接着剤を付けた後、パテを詰めて爪楊枝などで中心に穴をあけておきます。
そして圧着!
ムギューとパテが出てくる感じでいいです。
取りあえず輪ゴムで固定しておきます。
飛び出したパテを包帯の一部として繋がるように整えておけば尚いいですね。
1日経ってパテが固まったので、胴体と下半身をバキッと外しました。
気を付けることは外す時、強く持つので包帯パーツなどを折らないようにする事ですね。
次に、ここからは二種類の腕を取り外し可能にするための加工です。
なので腕のポーズが決まっている場合は飛ばしてかまわないです。
ただどちらの腕のポーズか迷っていてどちらかに決めかねている場合は、取りあえず仮付けという感じで参考にしていただければと思います。
まず両腕の胴体側の接合面周辺と真鍮線にワセリンタイプの離型剤をよく塗ります。
次に腕側にエポキシパテを細いひも状にして瞬間接着剤でつけていきます。
真鍮線の穴にもパテを瞬間接着剤で付けて中央に爪楊枝で穴をあけておきます。
他の面も爪楊枝でまんべんなくつくように整えたら
胴体の横線などがピッタリ合う位置に微調整しながら左右の腕とも圧着!
はみ出したパテを取りすぎない程度に取りながら表面モールドがつながるように修正しておきます。
背中側も同じように修正します。
どうしても合わなそうなところは、パテが固まってから直せばいいです。
1日すぎてパテが固まったのでリューターにダイヤモンドポイントを付けて表面のモールドがつながるように削ります。
この時、気を付けることは、なるべく胴体側のモールドを変えないようにすることです。
何故なら、上げた腕と下げた腕の両方が合う様にするためです。
横溝がだいたいそろうように
モールドがOKなら腕をパキッと外します。
ある程度力を使うので、破損しないよう気を付けて徐々に外していきます。
次に上げ腕の方も同じように加工します。
次の画像は、ひも状のパテを瞬間接着剤でつけている所です。
圧着後、前回と同じように余分なパテなどを整えたら輪ゴムで固定しておきます。
パテが固まったら、下げ腕と同じように表面処理をしてパキッと外して完了です。
忘れてはいけないのが、離型剤をを塗った所はクレンザーなどで洗っておく事ですね。
さて次回はいよいよサーフェイサー塗装に入ります。
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