ミイラ人間完成品製作記 その2
さて今回は、組み立てに入りたいと思います。
まずちゃんと立つかどうかの確認です。
ベースが反ったり歪んでなくてピッタリ地面に合っている事を確認します。
もしベースが歪んでいた場合は、お湯で煮るかヒートガンで熱して熱いうちに直すしかないですが、それほど歪むことは無いと思います。
お湯で煮る場合、フライパンに水を注ぎ沸騰させたところに投入し、1~2分煮ればかなり柔らかくなりますので、柔らかいうち(熱いうち)に歪みを直し、平らな所に平らな重しをのせて置けば治ると思います。
沸騰温度100度ですから、やけどには十分注意して作業してください。
胴体と下半身を合わせてみて大丈夫なら、胴体側の真鍮線の印の所に約2㎜径のドリルで穴を開け真鍮線を差し込み瞬間接着剤で固定します。
その際、4本の真鍮線が平行になるよう確認しながら慎重に穴開けします。
電飾キットの場合は電池交換用に、ここの接合面を取り外し可能にします。
下半身の接合面側にも真鍮線の印があるので2㎜のドリルで接合面と垂直方向に穴を開けます。
胴体と合わせて真鍮線が合わない場合は、穴をずらすか広げるかしますが、2㎜のドリルで徐々に穴を広げたりもできますし3ミリ径のドリルで開けてもいいです。その後、パテで微調整します。
合わせたら、こんな感じです。
中央の隙間は、包帯パーツが嵌る場所です。
さて次は顔と胴体の接合面いきます。
顔には真鍮線の印がついていますが、場面が細い場所なのと、穴開けの角度が斜面で、顔の厚みが無いので浅目の穴でないと貫通してしまい大事な顔が台無しになってしまいますので、慎重に作業します。
次の画像のように爪楊枝を立てて平行がわかりやすい状態で穴を開けていきます。
この作業は、電飾キットの場合に顔を付けたり外したりして目のペイントや光り方をチェックする為ですので、その必要がない場合は、省いてもかまいません。
胴体側にも穴を開けていきます。
取りあえず上の2本だけ真鍮線を瞬間接着剤で固定し
合わせてみます。
合わない場合は、会うまで胴体側の穴を広げます。
合わせるとこんな感じです。
大丈夫なら下の2本の真鍮線も固定してまた合わせます。
そうそう、口の中の舌パーツも合わせてみて
顔を嵌めてみます。
合わせるとこんな感じです。
次に腕の接合面いきます。
今回腕は、下げた腕と上げた腕のどちらかに選択可能ですが、私の完成品はワンダーフェスティバルなどの展示用なので、どちらも付くように加工しますが、マグラーの手足とは違い接合面がわかりやすい場所なので、どちらかに決めて接着パテ埋めし綺麗に繋げた方がいいでしょう。
合わせてみたらこんな感じ。
真鍮線の角度はこんな感じ。
右腕(下げた腕)も
こんな感じです。
胴体側の真鍮線はそのままで、上げた腕も合うように穴開けして合わせます。
真鍮線の穴はかなり大きくなっても後でパテ処理するので、ピッタリ合うまで穴を広げます。
次回も組み立ての続きです。
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