ミイラ人間完成品製作記 その1

コロナ過は落ち着いてきた感じはありますが、まだまだ油断禁物ですね。
世間ではいろいろな事が日々起きていますが、私的にはひたすら毎日作業に没頭しております。
今は成型作業の真っ最中ですが、ミイラ人間成型サンプルが抜けたので、そろそろ完成品製作を始めたいと思います。
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まずはパーツを手に取り眺めながら顔を合わせてみたり、腕を合わせてみたり立させてみたりして楽しんでいただくのもありですね。
そうしていると次第に組み立てたくなってきて知らぬ間に、湯口取りとパーティングラインなどのバリ取りを始めていたりして(笑)

まず大きな湯口は、紙やすりポイントでザックリ削るかニッパーで大まかに切り取るかします。
ベースなど平らな所は、紙やすりで表面をならしモールドのある所は、ダイヤモンドポイントで周りになじむようモールドを付けていく感じで整えます。

次の画像は、脚のパーティングライン処理についてです。
パーティングラインと垂直方向から光を当てるとパーティングラインがよくわかりますので、チェックする時はこの光の当て方で確認します。
そしてダイヤモンドポイントで皺を繋げたり、平らにならしたり段差をなくしたりして皺を繋げます(画像の右側が処理済み)
ただ形を整えるとどうしてもツルっとした質感になってしまい、元々あった包帯の質感表現としてつけてあったザラついた感じは消えてしまいます。
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なので、画像のようなダイヤモンドポイントの腹部を使い低回転で軽くなぜたり、先端で細かい凸凹をつけたり、細かい皺をつけたしたりして周りと似たような質感になるようにします。
まったく同じにはならなくてもツルツルよりは全然いいと思います。
注意することはやりすぎないようにする事ですね。
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こんな感じになりました。
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毛の部分のパーティングライン処理は大変だと思ったので、頭の毛の部分にはパーティングラインが来ないように分割してありますが、腕の肩部に若干毛の部分があります。
この後、組み立てながら考えていいきたいと思います。

でっ........、体や腕などの皮膚の部分には、横線の溝がビッシリ入っていますが、パーティングラインは正面ではなく目立たない横や後ろや下側にあります。でもパーティングラインは消さいないとですね。
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使う道具は、包帯で使ったダイヤモンドポイントを使いました。
バリが大きめな場合は、腕の丸みを平らにしないよう気を付けつつ紙やすりなどで大まかに削ってから、溝を掘りなおしながら繋げていく方法が早いかもです。
バリが小さくて薄い時は、ダイヤモンドポイントの腹で軽くなぜる感じで大まかに取ってから、溝を掘りなおしながら繋げていけばいいでしょう。
あと溝とは関係ない縦皺や斜め皺なども付けたしたりして、周りとなじませますと、リアル感が増します。
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今回は人型なので表面積は少ないですが、密度があるのでバリ取りもそれなりに時間がかかると思いますが、急がずジックリ楽しみながら、もしくは音楽などを聴きながらリラックスして作業を進めていっていただければ幸いです。
一通りパーツのバリ取りが終わったら、洗浄します。
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いつものように粉のクレンザーを歯ブラシにたっぷり付けてゴシゴシ洗います。
水がはじかなくなるまでが目安です。
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注意する所は腕についていてたれている包帯や別パーツの包帯ですね。
薄く折れやすいので、気をつけてください。
次の画像のように指の上で洗うのがいいかと思います。
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次回は組み立てに入りたいと思います。

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