マグラー完成品製作記 その4
さて今回もデラックス版の腕のコンパチ化です(汗)
時間とスキルが必要な作業ですので、あくまでも製作例として参考程度に見ていただければと思います。
今回のコンパチ化は、あくまでも仮付けです。
付けたまま飾っていると地震とかでバラバラになる可能性がありますので、両方のポーズを楽しんだらどちらかに決めて完璧な完成品にする事をお勧めいたします。
またもっと完璧なコンパチ化を目指す場合は、磁石を増やしたり接合面の隙間処理を徹底的にやるなど方法はいくらでもありそうです。
その場合は、かなりの時間とスキルとモチベーションが必要なのでお任せいたしま~す(笑)
まずは腕5個と尻尾に真鍮線を打ち込みました。
真鍮線を瞬間接着剤でつけておきます。
そして胴体側の接合面も3㎜のドリルで穴開けし合わせてみてみましょう。
合わない場合は、どこが合わないのかをつきとめ修正します。
いつもうすうす感じていたのですが、中空成型の胴体にたいして、無垢の腕や脚などのパーツはレジンの収縮率が違う(大きい)ように感じます。
原型でピッタリにつけていた真鍮線の印が微妙に合わなくなってくるのです。
なので腕や脚の真鍮線の穴開けの際は微妙に外側に穴を開けるか、胴体側の穴開けの際は微妙に内側よりに穴を開けた方が合いやすくなると思います(次の画像)
胴体側は3㎜の穴を開けることによって、なんとか合ってくる感じですかね。
ただ穴開けの際の微妙な誤差もあるので、作業しながら確かめていきましょう。
5種類の腕をすべて合わせたら、次に磁石の設置場所を前述のポイントで削ります。
まずは左腕2本からで、ダホの横から削っていきました。
こんな感じです。
腕を上げた方から削った所にパテを盛り
二個付きの磁石を乗っけます。
試しに圧着してみました。
パテが固まってから外してみますと、ダホをよけて位置決めできました。
ただ磁石2個がすっかりパテに埋まってしまいました(汗)
なので磁石一個を残しあとはカッターナイフで削りました。
カッターの刃が磁石にくっつくくっつく(笑)
次に磁石を乗っけてパテものせ瞬間接着剤をたらし再び圧着!
上手く胴体側に付きましたので、パテの形を整え瞬間接着剤で補強しておきました。
次に右腕の腕を降ろした方の加工です。
胴体側の磁石に磁石を乗っけてパテも乗せます。
念のためワセリンタイプの離型剤をダホ部に少し塗っておきました。
腕側にもパテを盛り
圧着!
パテが固まったら外して
成型補強して
二個完了。
次は右手3種類も同じように削り
今度は一度に両面に磁石をパテでつけられるかどうかやってみました。
こんな感じでパテと瞬間接着剤を使いセットし
圧着!
パテが固まったら外してみると、なんとかうまくできたので、成型補強しました。
次の腕は、胴体側の磁石にパテを乗っけて瞬間接着剤もつけて同じように圧着!
最後の腕も同じ方法で圧着!
磁石はバトンのように腕側➡胴体側➡腕側という順番でつけていく感じですね。
ようやく腕のコンパチ化、取りあえず完了しました.....と思いきや、一つの腕だけちょっと気になるところがありました。
地面について踏ん張っている左腕です。
ここが頭を付けた時に重みでずれてくるようです。
なので磁石を追加することにしました。
今まで敬遠していた胴体の一部を削り腕の接合面も削り磁石の設置場所にしました。
パテ少々をつけ1個の磁石を付けてみて
同じ接合面につく左腕をつけてみて隙間なく合っていればOK。
なければ削り直します。
胴体を削るわけでですから、穴か開かないよう注意が必要です。
どうしても穴が開きそうな場合は、この腕の磁石が当たる部分を削るかこの腕も加工して磁石を付けちゃうかすればいいと思います。
OKならパテで隙間を整え
腕側に瞬間接着剤でパテ盛りし
圧着!
パテが固まったら修正補強して完了です。
次に尻尾の接合面です。
少し長めの真鍮線を打ち込みました。
尻尾の付け根パーツの方は3㎜のドリルで穴を開けました。
合わせてみたらこんな感じ。
四足ポーズの尻尾は、画像のように尻尾の先は浮いていて
立ちポーズの方は、尻尾の先は地面についています。
もしそうならない場合は、真鍮線の角度や位置を変えたりしてみましょう。
それでもダメな場合は、尻尾の底を少し削っちゃいましょう。
さて次はいよいよ顔ですね!
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